2014/08/13

CONGRENAJE 2014!!!


ちょっと日が経ってしまいましたが、先日参加したブラジルルーテル教会(IECLB)の青年大会を振り返ってみようと思います♪

今回で22回目になる青年大会(Congrenaje)は、2014年7月20日から25日まで、ブラジル・ホンドニア州のEspigão do Oesteで開催されました!

今回のテーマは Geração JE do Mundo
主題聖句は "Pois nele vivemos, e nos movemos, e existimos, porque Dele também somos geração." Atos 17:28
「我らは神の中に生き、動き、存在する」/「我らもその子孫である」
(新約聖書/使徒言行録17章28節)

テーマの意味は、直訳すると、世界のクリスチャン青年の時代となります。
JE は Juventude Evangélica という言葉の頭文字です。Juventude は青年、Evangélica は福音ということで、クリスチャン青年ということをあらわします。
Geração は、世代、時代という意味ですが、行動という Ação という単語と掛けてあって、行動しよう!みたいなニュアンスがあるようです。


19日の朝4時に教会からタクシーで空港に向かい、6時過ぎの飛行機でクイアバへ行き、昼過ぎにノルテカタリーナ教区のみんなと合流し、バスに乗って約12時間かけて、ホンドニアへ。。。というとんでもない旅程で向かった先には、こんなお出迎えの垂れ幕が。












会場となった教会はこんな感じ。
この地域には、エスピリット・サント地方から流れてきたドイツ移民が多く住んでいて、このような大きなルーテル教会があるとのこと。。。


会場近くには、こんなステキな垂れ幕も。













なにより、日本人は私と、もう一人の現教会ボランティアたかしくんの2人だけ。ブラジルに住んでいるのになんですが、1週間ポルトガル語だけで生き延びなければいけないという、なんともサバイバルな1週間が始まったのでした・・・(^_^;)笑



こんな感じで、バンドがいつも賛美歌を演奏してくれてました。楽器を持っていけば、自由に参加できるよう。夕方から開会礼拝が始まり、最後にはメディテーションで1日目は終わりました。












 
2日目は聖書研究で1日がスタート。
お手玉を私たちの命に見立てて、グループの中で順番に投げ合って、神さまから与えられた命を大切に扱うということと、失敗した時の救いについて考えました。












 2日目のプログラムは午前中はテーマについての講演があり、午後はワークショップです。
この日は、神学的ワークショップの日で、前もって選んでいたワークショップのグループに分かれます。
私が選んだのは、Crise da Juventude ~tempo de reformação~というのです。
青年が普段感じている様々な悩みを客観的に分析したり、毛糸をつかって、人とのつながりを客観視してみたり。。。というようなワークショップでした。
JEとして、若者の悩みや苦しみにいかによりそうか、そして、自分自身もどう乗り越えていくか、という話をしました。


ワークショップのメンバーとともに。

そして、夜はNoite da cultural
ブラジル全体から参加しているので、それぞれの地域の紹介だったり、教区の出し物披露したり。。。という時間。
私たちの日本人として、日本のルーテル教会のこと、私たちのパロキア、サンパウロの教会のことなどを話して、ソーラン節を踊りました!
写真は発表前のもの。











3日目。
また聖書研究で1日が始まります。
イザヤ書を読んだ後、
5つの質問に対して、賛成か、反対かについて議論しました。
例えば、神様が共にいらっしゃるから、私たちは恐れる必要がない、とか、
若い人たちは、神に奉仕する方法を知らないのか?などなど。。。




 その後は、講演が行われました。
この時代を生きる私たちは、どのように行動しなければならないのかということ、外に発信し続けなければならないこと、日々の小さなことを大切に生きていかなければならないということ。そしてそれぞれの賜物をさがしつづけ、祈り続けるということ。。。
そんなお話しでした。。。



 
そして、お昼の時間には、ドイツからの参加者主催のワークショップ。
世界の人口比率や経済比率などをみんなで考えて、キリスト者として、世界の貧困や、不公平について、どう考えるかを話し合いました。


ドイツからの留学生と、ドイツからの参加者と。





















プログラムに入る前は、みんなで賛美します。
その中でおもしろかったのはPipocaという歌。
pipocaはポップコーンという意味です。
鍋の中のコーンは小さくて、賛美の声も届かないけど、みんな集まって、爆発したら、賛美も爆発するよ!!って曲。
で、みんなでピョンピョン飛びます笑

日本でもやりたい、これ。

3日目の午後は、実践的ワークショップ。
私が選んでいたのは、Associação Beneficiente Escola para a Vida についてのワークショップ。これは、貧困地域にある施設です。ブラジルの公立学校は半日なので、学校以外の時間に、不当な労働や、麻薬などに手を出すことがないように、学童のように子どもたちを預かっています。こういったルーテルの施設は、ブラジル国内にたくさんあり、施設によって様々ですが、芸術活動や、情報教育などを通して、人間的に豊かに成長できるような支援を行っています。
ブラジルはとっても広いから、サンパウロの超都会に住んでいる人と、レンガむき出しの家に住んでいるひとなど、さまざま。実際に、施設に行くことはかなわずに、施設のかたの話を聞いただけでしたが、子どもたちに奉仕することは、神に奉仕することと同じだ、、というお話が印象的でした。

4日目は、みんなでちょっと遠出。
Cacoalという町にある、公園とプールが一緒になった施設へ。
バスの車内では、急きょ折り紙教室を開催。
鶴を教えました。みんなとっても喜んでくれました。












森の中を散歩したり、川で遊んだり、アララという鳥もいました。


 
そんなこんなで夜は更け、自由時間。
賛美の輪ができていたので、交って、一緒に賛美。
日本語で何か歌ってと言われたので、1曲。いつくしみ深きを賛美しました。












5日目。
この日も聖書研究で始まりました。
世代ということに焦点を当てた講演のあと、 お昼の時間に、急きょチャンスをいただき、日本の文化ワークショップをさせていただきました。
鶴をみんなで折り、鶴に込められた平和への祈りについて説明しました。
突然の呼びかけだったにもかかわらず、たくさんの人に集まっていただき、うれしかった!


ワークショップ後の集合写真!










午後のプログラムはGrito!
街中を賛美歌など歌いながら、ギャーギャー騒ぐプログラム。
賛美歌って言っても、にぎやかなもので、Rapが超上手なおにいちゃんが選挙カーみたいなのの上にのってガンガン歌っちゃう感じ。
日本人の参加者2人は、若干あっけにとられてる感じ。笑
それぞれ、ワークショップ中に作ったプラカードや、それぞれの想いを書いた紙をもって街中を練り歩きます。
 
右の写真はSer Luterano é respeitar as diferenças って書いてあります。
ルーテルの一員であるということは、違いを尊重することです。という意味です。
クリスチャンの考え方にもいろいろありますが、私はエキュメニカル(超教派)の考え方を支持しています。私は、もちろんイエス・キリストを信じていますが、カトリックを始め、その他の仏教、神道など、他宗教を尊重し、共存することが、神様が望む平和なのではないかと。これだけ、世界には人がいるのですから、神様を信じる方法も多様になるのではないかと、ここブラジルにくるとそう思ってしまいます(^_^;)笑
これは、宗教だけに限らず、私たちの日々の生活の中でもいえること。アジア系がほとんどいないなかで、違いについて考えさせられる日々が続いていたのですが、こういう言葉にとても励まされました。


 
そして最終日。
振り返りのアンケートや、各教区の青年代表などの発表が行われました。
そして派遣礼拝。
またもやチャンスをいただいて、国外からの参加者が前にでて、それぞれの国の言葉で、テゼの『すべてのひとよ』を歌わせていただきました。
ボリビア人はスペイン語、ドイツ人はドイツ語、私たちは日本語、そしてポルトガル語、ラテン語。
 
閉会礼拝の説教で印象的だったコトバ。
私たちJEは、地の塩、世の光であるということ。
そしてもう一つ。
私自身、帰国が近づき、また日本のことを考える時間が増えています。同時にブラジルへの感謝の気持ちもあふれてきます。
牧師先生は、Saudade(サウダージ)という言葉をつかって、お話しされました。
Saudadeとは、辞書で引くと、郷愁、懐かしさと訳されます。でも、多くのブラジル人が、日本語にはないという、とっても意味が深い言葉だそうです。
みんな、1週間近く、自分の地域から離れて過ごしました。
神さまのこと、教会のこと、たくさん考えました。私も、ブラジルの私たちの教会のこと、日本の教会のこと、たくさん思いだし、考えました。
牧師先生は、説教の中で、あなたの地域をサウダージと思ってください。あなたの教区をサウダージと思ってください、あなたのパロキア(教区の中の教会集合体)をサウダージとおもってください、そして、あなたの教会をサウダージと思ってください。。。と話されました。
実際に、サンパウロから遠く離れたホンドニアという地域に1週間いて、サンパウロのみんなが懐かしく思いましたし、日本の友達のこともよく思い出していました。今、ここで感じていることを分かち合えたらどれだけすばらしいかなぁと。
最近涙もろいもので、Saudadeの想いにあふれて泣けてきました。
Saudadeに思える場所があることって、ほんとに感謝なことだなぁとしみじみ思いました。
 
そんなこんなで、怒涛の1週間が終わりました。
言葉のハンデはあったものの、とても実りある1週間でした。
 
何度も書いていますが、アジア系の参加者は私たちだけで、好奇の目にさらされ続けたのは疲れましたが、丁寧に日本のこと、日本の教会のこと、そしてサンパウロにある日系人のルーテル教会のこと。みなさんに知ってもらえたのではないかなぁと思います。
これから、私にできること、頑張らないといけないし、神様の愛を身近な人から世界中の人に伝え、実践していかなければいけないと考えさせられました。
 
Gente! Muito muito obrigada! Amo vocês! Deus te abençoe!! Arigato!!
 
最後にスナップを数枚。。。(^^)

ノルテカタリーナ教区の子たちと
ドイツから神学を勉強しに来ている留学生と

スデスチ教区のみんなと。
帰りの空港でまたまた折り紙教室。。笑


LWFの宗教改革500周年
youth programのメンバーと




1 件のコメント:

  1. ひさしぶりの更新でしたね。
    サウダージを歌うブラジルルーテル教会の讃美歌があるらしいんだけど、麻衣ちゃん知ってる?

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